病気の理解度を深める
これは大切な方が病気になったら誰もがwebや著書、医師に確認したりと快方に向かうために必要なことを調べるかと思います。
僕が見てきた中には熱心に勉強しているご家族の方も見てきました!
当たり前だろと思うかも知れませんが、、実はこれが危険なんです。
病気の理解度を深めるというのは「知識」を身に付けることではありません!!
目には見えないうつ病や不安障害、多少目に見えるパニック発作や双極性障害など多岐に渡りますが、以下のように考えが固執していませんか??
「していいこと」「やってはいけないこと」に分類している!
つまり、知らないうちに「0か100」で看病を捉えて知識おバカになる!
と言うことです!
同じ病気といえど、僕と同じ症状で境遇や苦手なことが全て一致している人を20年以上見たことがありません。
皆さんが調べていることは、「統計的傾向」であって、個人に当てはまる程正確ではありません。
そして「いいこと」「ダメなこと」に当てはめて行動すると患者の個性を消し、大切な人を束縛していることと同じです。
僕はこれで失敗している人を沢山知っています!
その多くの患者本人はこう思っています!
「病人」として扱い「人間」として見てない。どこか監視されて息苦しい。
夫婦間では離婚。未成年は親との確執。嫌ほど見てきました。。。
ポイント!!
- 本人との意思疎通が第一優先!会話をしましょう!
- 知識おバカになってはいけない!
- 「診る」のは医者!「看る」のが家族!
看る前に試みる!!
バタバタと話してしまいましたが、分かりやすく説明すると以下のようにならなければ大丈夫です!!
さぞ患者本人のことを理解して察して「空気を読んでいる」それがあなたのため。熟練の達人のように悟った感を出しますw
- 看病に疲れている
- どこか面倒になっている
- やることはやった
分かったような素振りを見せて実は、「サジを投げている。」
んじゃ、何をすればいいのか??ですよね!
答えは、人として普通に会話する!
病人とは言え同じ人間です、心が病んでいるからと言って腫れ物扱いするのは、病人を追い込むだけです!
- 共に試みることで「信頼感」を得よう!
- 失敗して、場面や時間帯に分けてwantを引き出しましょう!
- 失敗時は落ち込まず、チャレンジしたことを褒める!
病気を理解するには「共感」が大切です!病気の辛さは残念ながら「共有」出来ません。。しかし、共に試みる「時間を共有」することは可能です!
看る側のメンタルケア!
今まで話をしてきたことを大真面目にやると、どこかで苦しみ辛い時期も必ずあります!根詰めるとご家族が病んでしまいます!!
もし支える側がうつ病になったら、支えてもらっている側の本人は「自分のせい」だと激しい自己嫌悪を抱えます。何も良いことはないですよね?
大切な人の病気のクセや、症状が出ている時の性格、その場面毎に対応出来るようになったら、
「ご自身を大切にする方法」を身に付けてください!
「支える」と「面倒をみる」を分けてください!!
何から何までやってしまうと患者本人に甘えが芽生、自立と回復が遅れます!!
つまり、、
過干渉せず、自分の生活リズムは保つ!その中でサポートする!
著書「嫌われる勇気」など、ここ数年で有名になったアドラー心理学を用いて考えると分かりやすいかと思います!
人間関係の悩みがどうして生じるのかというと、「自分の課題」と「他者の課題」が混合しているからと考えます。
私はこれで支える側の立場も乗り越えてきました!!
ポイント!!
- 自分自身がするべきことを明確にする!
- 自分でコントロール出来る、出来ないを理解する!
- 自分の課題と他者の課題を線引きすること!
具体例を出して説明します!!
支えるあるあるですwwこのループにハマるとイライラしてくるので早速分析してみましょう!
例)私は、うつ病の夫を支えながらパートで生活をつないでいます。夫は起き上がることが辛いので布団で横になりながら完結できるように、飲食から着替えリモコンなどを手の届くところに用意しています。ところが夫は、私の用意した物を使用せず、別の部屋で着替えもせず過ごしていました。後日義理の母から「妻から、着替えろ、食べろと強制されているようで見るのが辛い。と愚痴をこぼしている。」と電話がありました。良かれと思ってフォローしていたことが、感謝されず不満に思っていることを知って、とても虚しく嫌になります。
自分の課題=自身でコントロールできること
切り離す!が大切!
ポイント!!
人生で誰かを支えると言うのは、責任を伴います。しかし長い目で見た時、通常の人間関係では培えない大切な絆になります!
日々変わりゆく毎日を楽しめるよう、気持ちを緩めてご自身を大切にしましょう!